今日も、ナシームのいうところの、後知恵バイアス満載のギリシャの話題がテレビに。
しばらくは、
偶然性に騙される続ける?
まさに、ナシームの世界かと。
しばらく、自分の知識を再確認し、整理する目的で、
ナシームのブラックスワンについてのお話しを整理していこうかと思ってます。
本題の、
正規分布を前提としていいかげんなリスクとリターンを勘違いしている
金融の世界の不都合な真実に、
早く、たどりつきたいですが。。。残念。
はーーるか昔、紀元前560年頃、
ギリシャのエラーーい政治家ソロンの戒が、
ナシームのまぐれ(邦題)にあったので、以下、
ちょっと引用。。。
将来のことはわからない。本当にさまざまなことが起こりうる、とのことです。
また、運の助けで得られたものは、
運に(おうおうにして急に、
そしておもってもみないときに)とりあげられてしまうことがある、とのこと。。。
彼の本の第1章は、刺激的なタイトル、
「そんなに金持ちなら、頭がわるいのはどうしてだ?」(邦訳そのままです。)。
そこに、
私と同じ運用方針が書いてありました。
そこから、ちょっと引用しつつ、
自分の方針をいえば、
利益を最大化することではありません。極端にリスクを避けることです。
なぜなら、吹き飛ばされたくないからです。
ナシームがいうように、
吹き飛ぶとは、単に損をすることではなく、おもったこともない形で、思ったことともないほど損すること。
とても大きな成功は、
むしろ不確実な結果のばらつきが原因、だそうです。
刺激的な言葉が続きます。
ただし、あくまで、ナシームの本の邦訳ですので。。。
「運がいいだけのバカは、自分は運がいいだけのバカだなんてぜんぜん思ってもみない。」
こうも言ってます。
「いつかまた偶然が頭をもたたげ、一発ショックでキリモミ降下を起こすまで、業績の一部は偶然のたまものだなんて思いもしない。」とのこと。
次回、生存バイアス、ランダム性に対する抵抗力という形で、自分の経験と照らして考えてみたいです。
彼の有名な、
観察された結果と
観察されないけれどありえた結果の
両方を考慮すべきだという話は、また、機会があれば。。。