Dr.ブラックスワンによる不確実性と資産運用

ナシームニコラスタレブは、正規分布を前提にした株価データ、経済データのリスク(標準偏差)、リターン、そしてそれにもとづくポートフォリオが、現実に、ブラックスワンのもとで、吹き飛ぶことを詳細に記述してます。そこで、ブラックスワンに備えて、ナシームニコラスタレブのような、バーベル戦略には及びませんが、現実の株価、経済データに当てはまらない正規分布にもとずくポートフォリオ理論にしたがえば、吹っ飛ばされる。。。
外れ値としかみられてなが、1回の破壊力が凄まじいブラックスワンとともに、正規分布で予想されるインフレにそなえて、自分が読んだ本を中心に、拙いパッシブ資産運用について自分の考えます。

リスクをとるのは過小評価?ノイズ満載のなかで。。。

テレビで、 
毎日、 
金融、経済の専門家?として、 
コメンテーターが、 
株価の変化の理由、 リスクについて、
内容のないことを もっともらしく話してます。 


ナシームが繰り返し言ってるように、 
まったくのノイズにすぎないものに
理由をつけられるとでも? 


ジャーナリストは 
説明をすることでお給料をもらってるので、 
何にでも説明をつけたがると。。。 


アメリカでのベストセラーが、 
日本でほとんど無視されるのは、 
不都合な真実満載だから? 


そんなに、 エラくて、 先のことわかるなら、
とっくに十分カネを稼いでるでしょ。
わざわざ、 いまだに、 
テレビにでて働くことないよね。 
たぶん。 


人がリスクをとるのは、 
勇気があるからというより、 
リスクを過小評価していることが多いと。 


ナシームは、言ってます。 


これは、リスクに対する無知という要因とのこと。 


「まぐれ(邦訳)」を、そのまま引用します。 


マスコミという連中は、 
物事を深く掘り下げるよりも 
自分のことを撒き散らす方法を調教されている。 
選別の過程で有利なのは 一番けたたましい連中であり、
一番賢い連中ではない、 
とのことです。 


また、 テレビに登場する金融の専門家について、 
みてくれやカリスマ性、
プレゼンテーションのうまさで選ばれるのだろう、と。
ぜったいに、 頭がいいからえらばれたのではない(「まぐれ(邦訳)」)。 


さらに、 こうもいってます。 
自分の脳に行動を合わせるかわりに、
 自分の行動に脳を合わせるたぐいのヒトがいると。 


「どれだけ儲けられるかが大事」 だとのことです。


 この意味は、 
リスクとリターンに対して、 
ヒトがとる態度は、 
資産額を基準に考えるか、 その変化分だけを見るかでちがってくる、 
とのこと。 
富自体では、 私たちは幸せにはなれないそうです。 
資産が、増えること、 
とくに「安定的に」増えることに 私たちはしあわせを感じるのだ、と。 


別の言い方で、 ナシームは書いてます。 


累積資産額よりも、 直近の変化のほうが強い影響をおよぼす、と。

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