Dr.ブラックスワンによる不確実性と資産運用

ナシームニコラスタレブは、正規分布を前提にした株価データ、経済データのリスク(標準偏差)、リターン、そしてそれにもとづくポートフォリオが、現実に、ブラックスワンのもとで、吹き飛ぶことを詳細に記述してます。そこで、ブラックスワンに備えて、ナシームニコラスタレブのような、バーベル戦略には及びませんが、現実の株価、経済データに当てはまらない正規分布にもとずくポートフォリオ理論にしたがえば、吹っ飛ばされる。。。
外れ値としかみられてなが、1回の破壊力が凄まじいブラックスワンとともに、正規分布で予想されるインフレにそなえて、自分が読んだ本を中心に、拙いパッシブ資産運用について自分の考えます。

「まぐれ(邦題)」ナシームニコラスタレブ

 資産運用の世界で、
アメリカで評判だったとのことです。


アメリカで、
第1版は2001年に発売され、
ベストセラーになったナシームニコラスタレブの「まぐれ(邦題)」について、
何回かに分けて、
ちょっと詳しく、
自分のメモとして、まとめていこうかと。


原題を直訳すれば、
「偶然性にだまされてー人生と株式市場の偶然性の隠れた役割」。 


ブラックスワンで有名になりましたよね。 


邦訳は、
2004年にアメリカで発売された第2版をもとに、
2008年1月に発売されたようです。 


第1版が出版されて、邦訳は、ずいぶん遅い。。。  


オークツリーの創業者ハワードマークスが、
彼の著書で、とても影響をうけたと記載しています。
資産運用の世界では、
知られたくない、公然の秘密?、不都合な真実満載です。  


冒頭数ページ「はじめに」だけでも、
日本の運用の世界のヒトは嫌がる内容? 


後知恵バイアス、確率とリスクなど。 


経済、株式市場などのような世界で、
確率はほとんどわからないとのこと。 


つまり、運用の世界で、
正規分布にもとづく、
もっともらしい標準偏差、
つまりσ計算されるリスクはあてにならないってことですよね。。。


彼の別の著作でも、
くりかえし、
正規分布にもとずいて、
ブラックスワンで吹き飛ぶ話は続々とでてきますが。


 市場は、ランダム性の罠の特別なケースで、運が大きな役割とのこと。  


日本でも誰もが知ってる、
アメリカのベストセラー「隣の億万長者」についても、
「勘違いした著者」が分析した金持ちは、
ほとんど運が良かっただけのことだと。。。 


わたしも、むかし、隣の億万長者をよみましたが、気づきませんでした。


また、ジャーナリズムは、純粋なエンターテインメントで、
自分たちは芸人なんだとわっかていないで、インテリだと思ってる連中だから、近ずくなと。。。

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