Dr.ブラックスワンによる不確実性と資産運用

ナシームニコラスタレブは、正規分布を前提にした株価データ、経済データのリスク(標準偏差)、リターン、そしてそれにもとづくポートフォリオが、現実に、ブラックスワンのもとで、吹き飛ぶことを詳細に記述してます。そこで、ブラックスワンに備えて、ナシームニコラスタレブのような、バーベル戦略には及びませんが、現実の株価、経済データに当てはまらない正規分布にもとずくポートフォリオ理論にしたがえば、吹っ飛ばされる。。。
外れ値としかみられてなが、1回の破壊力が凄まじいブラックスワンとともに、正規分布で予想されるインフレにそなえて、自分が読んだ本を中心に、拙いパッシブ資産運用について自分の考えます。

新興市場ーだまされるのは計測不能の不確実性?それとも金融芸人?

テレビで、まだ、ときどき、ギリシャと中国がどうとかいってます。 
新興国といっては、だめ? 
中国の市場規模は大きい?から大丈夫? 
中国政府が中国経済を支え続ける? 
計画経済は大成功? 
中国とギリシャは先進国? 
ほんとかな? 


新興市場とは何か?といえば、
 ナシームのいうとおり、 
発展してない国を世間体がいいように言い換えた呼び名。 
そういう国が、「興る」? 


むかーし、 ロシア危機(1998年?)がありました。 


その解説として、 ナシームニコラスタレブの解説を引用します。
 国際通貨基金のオタクっぽい連中はロシア政府にまんまとだまされた。
 でっちあげの経済データを見せられたのだ、と。。。 
さらに、以下の件を覚えておいて欲しいと、
 「まぐれ(邦訳)」で言ってます。 
エコノミストの格は どれだけ頭がよさそうな話ができるかで決まるので、
 現実をどれだけ知ってるかを科学的に計測して決まるのではない、 とのことです。 


また、こうもいっているので、引用します。 
「エコノミスト」「ストラテジスト」 とよばれる芸人。
 市場の行く末を占ってお見せするのがかれらの芸だと。
 でも、彼ら自身はリスクをとってはいない。
 だから、かれらが、成功するかどうかは、 実証できる結果ではなく弁がたつかどうかできまる、とのことです。 


ロシア危機では、標準偏差10個分、テンシグマ事象がおきて?、吹き飛んだ同僚がいたとのこと。 
この程度の似たような事象は、何年かにいちど起きてるけど。。。 


将来を予測する道具として、 
過去のデータを使い、リスクを計測して、
 リスク何パーセントとかいってるのをよく、営業ツールで使ってますよね。
 営業ノルマの目標達成に、予測リターンまで提示してるヒトまでいるけど。。。。 
ナシームのいうとおり、
価格データが、
正規分布でない可能性があるというだけで、
このやり方は、完全に間違ってるとのことです。。。

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