リスクとボラティリティーは感じる結果、考えないのはマスコミのせい?ナシームの世界
ギリシャと中国が原因で相場がどうとか、テレビでもっともらしい顔して。。。?
高い給料もらって、こういうこと話すんだね。
マスコミのいう相場の下げは、標準偏差の範囲内。
通常の正規分布に従うという前提で、何か問題?
6σを超えるほどのブラックスワンじゃないですよね。。。いまのところ。
不確実性とリスクについて、
ナシームニコラスタレブによれば、
いろいろな違った歴史(物事がたどったかもしれない他の道)の中で、
「不確実」とは、それぞれの事象が実現する可能性の数がとても少ないことだと。
そして、
リスクについては、
現実には、観察できない、と言ってます。
現実の世界は、
ロシアンルーレットよりもタチが悪く、弾倉が6個ではなく、何百か何千もあるみたいなものだと。
何十回か引き金を引くと、
ヒトは、弾丸が一発入っているのをすっかり忘れ、感覚が麻痺して、安全だという錯覚に陥ってしまうとのこと。
ブラックスワンが問題になるのは、他人に不運が降りかかったからといって、自分もそういう目にあうと限らないときめてかかってしまってしまうことだとのことです。
私たちは、リスクに気づいたり避けたりする活動のほとんどは、「考える」のではなく「感じる」とのこと。
さらに、ナシームによれば、ボラティリティーについて、
皆の頭の中では、価格が急に上がるよりも下がる方がボラティリティーは大きいとのこと。
さらに、ボラティリティーは実際の価格の動きよりもマスコミの論調で決まるようだとも言ってます。
ナシームは、「まぐれ(邦訳)」を邦訳をそのまま引用すると、「大多数の常識に乗っかって遊んでいればお金が入るような、たかがマスコミごときとわざわざ口をきいてやる必要がどこにある?」と。
「嘘八百を本当らしく語るか」(原文そのまま)説明して、さらに、
「今日、マスコミは私たちが出くわす最大の害毒だというたくさんの理由の一つがこれだ。世界はどんどん複雑になり、一方、私たちはどんどん単純化されたものばかり接するようになる。(原文邦訳そのまま引用」。